楽天市場の売れているお店

ここでは売れているショップの色を分析いたします。楽天市場ではお客様からの店舗評価や売り上げなどから優良店に対し、ショップ・オブ・ザ・ウィーク、ショップ・オブ・ザ・マンスなどが発表されています。

この中から100のウェブサイトを無作為に抽出してその色について調べてみました。

データの取得

800×600のウインドウサイズで見た時に最も面積の大きいと思われる色を1つの店舗につき1色ピックアップしました。データをシンプルにするためにこのような条件付けを行っております。

  • デザインの出来、不出来は問わない
  • 季節限定のバナーなどのすぐに入れ替わる色は考慮しない
  • ページのスクロールはさせない

このデータを便宜上、色相の対応表に従って分類したところこのようになりました。

色相 割合
27%
青紫 22%
16%
12%
9%
6%
4%
赤紫 3%
黄緑 1%
青緑 0%

ここでいう青紫と青はまとめて青とご理解いただければよいと思います。また一口に黄色と言っても黄緑に近い物から橙に近い物まで色相には幅がありますので、その辺りをご了解の上、お読みいただければと思います。

最も目立つのは赤ですが、トータルで見ると赤・橙・黄の暖色系で55%になることが見て取れます。その次は寒色系の青紫・青が合計29%ですから、かなり差が見て取れます。

色相別の傾向

赤・赤紫
ピンクもこの中に入ります。コスメ・ジュエリーから食品まで、特に商品ジャンルに拘りなく様々な業種が見受けられます。
橙・黄
赤よりも柔らかい配色の店舗が多いようです。こちらも商品ジャンルに偏りは見られませんが、食欲を促す色でもあるので、食品分野には欠かせない色となります。
黄緑・緑
自然食品・アウトドアなどが多いようです。
青緑
一つも見られませんでした。モニター上の青緑は人工的な感じを受ける場合が多いので、それが敬遠される理由の一つでしょう。
青・青紫
ホビー・水・PCなどの機械類などが中心となります。
和のお店が中心になります。

明度と彩度

寒色系ではでは中明度で彩度は中から高彩度と幅広く分布しておりますが、暖色系では原色に近い鮮やかな赤・橙も見受けられます。

また黄緑・緑・紫は自然・和風の商品を扱うショップが多いため、中明度で中低彩度の穏やかな色調が主に用いられております。