作りたいイメージに色彩を調整する

ここまで様々なことを考えて、カラーコーディネートの基本とも言える3色を面積を考えながら決定しました。しかしそのイメージが自分が表現したかったイメージと一致するのかは別の問題です。

出来上がった配色そこで色彩の調整が必要になってまいりますが、ここではベースカラー、サブカラー、アクセントカラーを同時に動かすことにします。これはトーンの考え方が基本になっています。調和するように色彩設計を行ってきたので、それをそのまま移動させるというわけです。

明度を下げた配色このような配色が出来上がったとして、もし自分が考えていたよりも軽い配色だなと感じるようなことがあれば、全体的に明度を下げてやることによって、重いイメージを出すようにします。

この時に注意することはあまり大きな変化をさせずに微調整を行うと言うことです。大きな変化が必要な場合はベースカラーを決定する段階ですでに問題がある場合が多いので、ベースカラーから見直すことにしましょう。

彩度を上げた配色また彩度を動かすことで派手・地味感を変えることも出来ます。これも地味な場合は全体の彩度を動かしてあげましょう。

色相を変えたい場合

色相とHSBの色相の値の対応表色相を変えたい場合も3色の色相を動かしますが、色相によっては色合いが大きく変わってしまうことがあります。均一の数値で動かすと著しく印象が変わる場合もありますので、対応表を見ながら慎重に色相を変えていきましょう。

数値が100以上になる場合

彩度や明度を上げようとした時に、これ以上上がらないという場合も出てくると思います。このような場合は上げられる部分だけ上げることで問題はありません。全体のイメージを考えながら、少しずつ動かしましょう。