配色の失敗とは
配色は集客には関係ありませんが、せっかく訪問してくれた人に対して、内容を読まれる前にネガティブなイメージを与えてしまい、そのまま帰られてしまうこともあります。配色が問題になるのはどのような場合かを知っておき、失敗を再現しないようにしましょう。
うさんくさい配色
インターネット上で何かを知りたい時は、Yahoo!やGoogleといった検索エンジンなどで知りたい情報を検索するというのが一般的です。ウェブサイトに人を集めるためにはSEO(検索エンジン最適化)などについて考慮する必要がありますが、幸運にも人が訪れてきてくれたとしましょう。
しかし、記事や商品の説明を読まれる前に、第一印象で「うさんくさい」「インチキくさい」などと思われてしまっては、どんなによい内容を準備していても、ブラウザの閉じるボタンや戻るボタンを押されてしまうことでしょう。
ではどのような配色をうさんくさいと呼ぶかと言えば、以下のようなものとなります。
- やたらと鮮やかな色ばかりが並び、どこを見ていいかわからない
- 意味のない点滅や左右に流れる文字で、肝心の内容が読みにくい
- 文字の色が薄かったり小さかったりして、読む気にならない
うさんくさい配色というのは、訪問者を追い返す最も基本的で最大の要因と言えます。これを解消しておかなければ、ウェブサイトは安っぽいイメージに仕上がり、内容に関係なくウェブサイトそのものの信用を失わせることになります。
このような問題は、色が適切であるかどうかを少し考えるだけで解決します。
情報の邪魔をする配色
そもそも、あなたのウェブサイトを見にきた人は、配色やデザインを見るために訪れたわけではありません。掲載されている情報を見るためにわざわざ訪問してくれたのです。余計な色で情報が得にくい状態を作り出してしまえば、あっと言う間に来訪者は帰っていってしまいます。
また無計画な配色の結果、リンクの色やボタンが見えず、どこから次のページへ進んでよいのかわからないようなウェブサイトも非常に多く見受けられます。これはサービスや商品を広く知らしめる障害以外の何ものでもありませんし、大きな機会損失なのです。
適切な箇所に適切な色を置くことで、中身を読んでもらう手助けをするのが、ウェブサイトの正しいカラーコーディネートです。ウェブサイトで何を見せたいかをはっきりとさせておくことで、色が必要な部分というのも必然的に決定されます。
正しく情報を伝えるために、不要なところに色を使わないようにすることが、うさんくささを解消するもっとも効果的な方法なのです。