暖かさ、冷たさを感じさせる色相


暖色・寒色と中性色

暖色とは赤、だいだい、黄などのように暖かそうな色を差し、寒色とは青緑、青、青紫などの冷たさを感じさせる色のことです。またどちらにも属さない黄緑、緑、紫、無彩色などを中性色と呼んでいます。

この印象は単に温度だけのことではなく、「優しそうで暖かみを感じる」や「理知的でクール」といったような人間的な暖かみを表すこともあります。

暖色・寒色が身体に及ぼす影響

暖かさや冷たさを感じさせると同時に、暖色は交感神経に、寒色は副交感神経に作用するとされています。

交感神経は主に活動しているとき、副交感神経はリラックスしているときに使われるため、元気で楽しそうなイメージを出したいときには暖色を、落ち着いて静かなイメージを出したいときには寒色をといったように使いわけることができます。

また赤色を見続けていると体温や血圧が上昇し、その逆に青を見続けていると下降するという実験結果も報告されています。

ただし、ウェブサイトの場合には色の面積もそれほど大きくなく、ページが遷移していくことも多いため、身体への影響はそれほど多くないかもしれません。