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画像を見せる背景色
オンラインショップやギャラリーサイトのような、写真や画像を中心に扱う場合には写真をきちんと見せる背景色・壁紙を選ばなければなりません。写真の色を大事にするなら、できるだけ無彩色の背景を選ぶようにします。
最も大事なのは画像
写真の周りには白もしくは灰、黒色を使うのがよいですが、出来れば白を使いましょう。
文字の情報と同じようにウェブサイト全体のイメージより商品写真などの方が重要な場合にはそれを引き立たせる配色をしなければなりません。写真を目立たせるのであれば、他の色の使用は抑えます。特に写真の周囲に色を施さないようにしましょう。
対比現象と画像の色
下の画像の中の色を図、背景の色を地などと言いますが、この図と地の組み合わせによって図の色がずれて見えてしまうことがあります。こういった現象を対比現象と呼ぶのですが、周囲の色相、明度、彩度の三属性のそれぞれの要素で起きるのです。
対比現象の詳しい説明につきましては色彩学の専門書を見ていただければよいと思いますが、特に色相対比は地の色相によって図の色相までもが少しずれてしまいます。これはオンラインショップなどの商品画像が重要なウェブサイトでは大きな問題となる場合があります。通常の行われているように「実際の商品の色とは異なります」という対応でよいとは思いますが、あえて色相をずらすような背景色を使う必要もないでしょう。