- ホーム >
- 色彩の基礎知識 >
- ウェブの色の表示とHSBカラーモデル >
HSBの色相
HSBカラーモデルの色相は見た目が偏っており、色彩調和論に基づいた配色を理論的に説明することが難しいカラーモデルでもあります。そのHSBの特徴を知ることで配色に活かします。
HSBの色相環
HSBは色相を角度で表しますので、色相環を作ることは非常に簡単です。20色の色相環なら18°ずつ色を変えて色相環を作っていくだけでよいのです。
しかし右の色相環をご覧いただければおわかりのように、HSBの色相には偏りが見られます。aとbはほぼ同じように見えるのに対して、cとdはかなり大きな差があるように感じられます。それぞれの色相環の色の差が均等でないと、配色について考えることが難しくなります。
HSBの色相環と均等な色相環
ここでは見た目の色の差が均等な色相環を用い、それに基づいて配色を考えていくことにします。これにより色彩調和論に基づいた配色が可能となります。PCCSやマンセルシステムのような知覚的に等間隔な色相環をご存じない方は、下記の表を用いて色相の差を考えていくことにしましょう。ただしモニターなどの閲覧環境やHSBの特性によって必ず正しい色が再現できているるわけでないことをご了承下さい。
HSB | Windows | |
---|---|---|
赤 | 341-17 | 230-11 |
橙 | 18-37 | 12-25 |
黄 | 38-60 | 26-40 |
黄緑 | 61-113 | 41-76 |
緑 | 114-165 | 77-110 |
青緑 | 166-181 | 111-121 |
青 | 182-202 | 121-135 |
青紫 | 203-259 | 136-172 |
紫 | 260-310 | 173-208 |
赤紫 | 311-341 | 209-229 |