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配色に必要な情報
外注のデザイナーやカラーコーディネーターに発注する際には、単にきれいな色を作ってくださいというだけでは情報不足です。具体的な方針がないと、よい配色もサイトも生まれないのです。
カラーコーディネーターに提供するべき情報とは
単にきれいな色を作ってくださいという依頼は、カラーコーディネーターにとって楽なもののように感じられますが、実は最も配色を行いにくい業務の一つです。
さわやかなイメージを作りたい場合でも、その配色は1つではなく、まったく違う色を使ったパターンを作り、クライアントの好みによってそれらは選ばれ、根拠のない負担が掛かることになってしまいます。
本来、ウェブサイトの配色を決める場合には、その目的や競合サイトなどの入念な調査が必要であり、それを行うことがカラーコーディネーターの仕事なのです。
そしてそれらを追求し、論理的に配色を組み立てていけば、まったく異なる配色パターンが出来上がるということも少なくなっていくはずなのです。
私が配色の仕事を行う際には、最低限の情報として、これらのことを聞いています。実際にはこれだけでは情報としては足りませんので、これを叩き台にしてヒアリングを行っています。
- サイト名(既存のリニューアルの場合はURLも)
- 業種
- サイトを制作する目的
- 主なターゲット層
- 色で伝えたいイメージ(例:楽しい、すっきりしたなど)
- 競合サイト
- ロゴマーク
- ロゴの色は変更可能かどうか
- 理想と思われるイメージのサイト
- サイトで使いたい色
- サイトで使いたくない色
- その他
配色を外部に委託するときは、少なくともこれくらいの情報を渡すようにしましょう。また成果物にこれらの情報が反映されているのか、また反映されていないとすればどのような理由かをきちんと回答してもらうようにしましょう。