トーンとは明度と彩度の複合概念

※今までに色彩を学習したことのある方でPCCS(日本色研配色体系)やCCIC(商工会議所カラーコーディネーションチャート)のトーン表をお持ちの方は、このページに掲載しているトーン表は見ずに、そちらの方をご覧下さい。PCCSのトーン表の掲載は著作権の侵害となりますので、このウェブサイトでは独自でHSBを使ったトーン表を作成したことをご了承の上下さい。

トーンとは日本語で色調のことで、明度と彩度を複合した概念です。まずは下のトーン表をご覧下さい。同じトーン同士で配色をまとめると明度、彩度が近い色が集まるため、調和しやすくなります。

トーン表

後述するHSBカラーモードを使い、SとBを変えずにHだけを動かせばトーンが出来ます。ここでは便宜上、彩度の段階を4つに分けておりますが、他の数値でも全く問題はありません。ご自分のイメージに近いトーンを作り出してから配色を考える方法もありますので、一度トーンの作成をお試し下さい。

明度、彩度が100のトーン

明度と彩度が共に100の場合は原色となります。派手なイメージが表現できますが、このまま使用して配色するとまぶしくて目が疲れる配色となる可能性がありますので、なるべく使わないようにすると、妙に華美でうさんくさい配色から一歩遠ざかることが出来ます。