色彩設計で使う色を決める
配色でやってはいけないこと
色を決めるときに、避けた方がよい方法があります。ウェブサイトの目的を決めずに、色を好みや感覚だけで決めてしまうと、迷いも生まれ、大事にすべきことがおろそかになります。配色にあたり、避けた方がよいことをまとめてみました。
配色の失敗とは
配色は集客には関係ありませんが、せっかく訪問してくれた人に対して、内容を読まれる前にネガティブなイメージを与えてしまい、そのまま帰られてしまうこともあります。配色が問題になるのはどのような場合かを知っておき、失敗を再現しないようにしましょう。
センスに頼らない配色

配色のよしあしはセンスによる部分もありますが、知識で解決できる問題も非常に多く、大部分は知識で解決できるものです。センスだけに頼るのではなく、色彩の知識を使って、マイナス要素を減らすことでもよい配色は生まれます。
ウェブサイトにおけるよい色とは?

ウェブサイトにおけるよい色とは、訪問者にとって「美しく」「役に立ち」「好ましいと思われる」色のことです。これらをウェブサイトの目的を達成させるために作りあげなくてはなりません。
Webセーフカラーについて
様々なOS下で同じ色に見えると言われ、用いられてきたWebセーフカラーに対する考え方です。2016年現在の閲覧環境では、ほとんど考える必要はありません。
HTMLの論理的なマークアップとカラーコーディネート
HTMLが正しくマークアップされていれば、その見出しタグや強調に対し色を付けるようにします。見出しは重要なものから順に強い色を使うようにし、文章の概要を理解されることが重要です。
認知心理学から見た「迷う」メカニズム
認知心理学から見た「迷う」メカニズムというとっても興味深い記事が、ウェブデザイニングに載っていました。その最後は「ユーザーを迷わせずに、かつ過去のインターネットで見たことがないようなデザインを生み出せる可能性はまだまだ残されているだろう」と締めくくられていました。
基本的な色指定であるRGB値
ウェブサイトの色に限らず、コンピューターにおける色指定は、一般的にRGB値と呼ばれるもので行われます。その基本的な理論と数値についての解説です。
色相とは

色相とは赤、青、緑と言った色みの違いを表すもので、多くの人が色を決める際には一番最初に考慮され、イメージを決定するのに最も重要な属性です。このページでは類似色相と補色についても説明しています。
最初の1色(ベースカラー)を決める
ウェブサイトの配色を行う際には、いきなり配色を行うのではなく、最も重要な1色を決め、その色を元に色を増やしていくと、配色イメージが崩れにくく、失敗が起きにくくなります。まずは1色を決めるために全力を尽くしましょう。
2色目以降(サブカラー・アクセントカラー)を決める
サブカラーは25%と全体の1/4を占める色、アクセントカラーは全体の5%で強調したり、配色を引き締めたりするために使われます。ベースカラー1色では色彩調和が取れているかどうかは関係なく、サブカラーやアクセントカラーで全体の配色イメージが決まります。これらは1色目を支えるための色ですので、ベースカラーとよく調和して見える色を見つけることにします。
4色以上使うには
多くの場合、3色を用いるだけでは配色は成立しません。そこで4色目、5色目を用いる必要がでてきますが、ここで無闇に色を増やしてしまうと今までのイメージが壊れてしまうことになります。当然のことですが4色目以降を選ぶ場合にも、ルールに基づいて色を選ばなければなりません。
背景色と壁紙
色彩を決定していく前に背景色を付けるかどうかを先に決めておきます。これは何を伝えたいのかによって変わってきます。背景色が必要な場合とそうでない場合では配色の方法も変わってきます。かわいらしい壁紙を見つけたから使ってみようではカラーコーディネートは成り立ちません。
配色サンプルの利用法
様々なところで配色のサンプルが提供されていますが、これは自分のサイト用に作られた物ではなく、あくまでも一般的なイメージにすぎま過ぎません。そのようなサンプルを自分のサイトに活かすための方法をご説明します。