印象を壊さない背景色で

固定レイアウトの余白ブラウザウインドウのサイズによって、幅が可変して最大幅が変わるようなデザインであればあまり問題はないのですが、固定レイアウトの場合、800×600ピクセルや幅1024x768に対応して作られたデザインはもっと広い画面で見れば大きく隙間が出来てしまう場合があります。

この部分についつい色を使いたくなってしまいますが、使う場合でもほぼ白に近い色を彩度が低く、明るい色を使うようにしましょう。パソコンでの閲覧を考えた場合、モニタの解像度はどんどん高くなり、背景部分はどんどん大きくなってきています。空いている面積も広くなることから、背景に色を敷いた場合にはその印象もかなり強くなってしまいます。ベースカラーなどが彩度が高かったりすると、くどい印象になってしまうので注意が必要です。

違和感を感じさせない背景色の例この例ではベースカラーがHSB[270:15:90]、サブカラーにもHSB[270:5:90]と色相が270で統一感が出来ておりますので、背景の色として色相は近い物を選び、同じような低彩度、高明度のHSB[305:5:90]を用いました。読みやすさを重視するために本文が入る部分の背景には色を付けておりません。

背景に色を使うことで、色の印象は強くなるのですが、無理に背景色を付けて、違和感を感じるようであれば、白背景のままにしておくのも選択肢の一つでしょう。必要ないと判断された場合には背景色を使う必要はないのです。