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ジャッドの色彩調和論などから2色目に
アメリカの色彩学者ジャッドがまとめた色彩調和論は、「秩序の原理」「なじみの原理」「類似性の原理」「明瞭性の原理」の4つを基本としています。このうちの1つないしは2つが合致する色は外れにくい色と言えます。頭に原理を入れ、2色目の決定への架け橋とします。
色彩調和論とは
色彩調和とは2色以上の色を組み合わせて、色彩のバランスや美しさ、心地よさを作り上げていくことです。適当に色を選んで調和させるのは難しいので、先程決定したベースカラーに色彩調和論に基づいて調和する色を加えると配色を考えやすいでしょう。
多くの先人達が様々な色彩調和論を唱えてきましたが、ここではアメリカの色彩学者であるジャッドがまとめたものがわかりやすいので、それを参考にしながら、サブカラーを選んでいくことにします。
ジャッドの色彩調和論の4つの原理
ジャッドは色彩調和論を大きな4つの原理にまとめあげました。
- 秩序の原理
- 一定の法則によって規則的に選ばれた色は調和する。
- なじみの原理
- 自然界にみられる色の変化や、見慣れている配色は調和する。
- 類似性の原理
- 共通性がある色同士は調和する。
- 明瞭性の原理
- 配色する色の関係があいまいでなければ調和する。
これを全て知ってから配色すると悩みますし、4つ全てを成立させる配色は不可能ですので、ここで無理して覚えたりせずに必要な時に必要なところで使うようにしましょう。